1948-11-16 第3回国会 参議院 本会議 第12号 然るに漁船保險は立法当時からその準備が不完全であつたために、敗戰後、人と物との荒廃で漁船の海難事故が頻発するや、忽ちにして漁船保險事業は收支のバランスを失い、赤字続出し、漁業者が唯一の頼りとしていた保險金の支拂は半年も遅れ、その上、建造修理費は日ごとに高騰するので、漁業者の困惑は目に余るものがある。 尾形六郎兵衞